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茶壷(chahu チャフー)とは日本茶で言う急須のことです。
中国茶ではやや小ぶりなもので何回もお茶を入れます。
紫砂泥で作られる茶壷は可塑性に優れ、いろいろな形が出来る上、硬く丈夫で、多孔質のため、吸湿性、保温性に優れ、お茶を美味しく入れる事ができます。
また、使い込むほどに、落着いた光沢が増してくることも楽しみの一つとされています。
初めて茶壷をご使用いただく方や、お手入れ方法は「茶壷のお手入れ方法」をご覧下さい。
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■紫砂茶壷の選び方 |
・外観 |
・なめらかできめ細かい |
・手で包んだ時、あずき餡を握った時のような手触り |
・赤鉄鉱が多く含まれているので、指で壷身を弾くと金属的な軽やかな音がする |
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紫砂茶壷は、「保湿性・通気性」が良いと言われ、茶葉の香気と滋味を壊さないだけでなく、茶葉の良い性質を引き出すとされている。 |
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■紫砂茶壷の3大形状 |
幾何型 |
曲線・直線などで形作られている。外観は素朴で線や楓ハはなめらか。丸みを帯びたものが多い |
「イ方」生型 |
ある物「花木・果樹・動物」などに似せて作られた茶壷。 |
筋紋型 |
いくつかの部品のような形を作り、それを合わせて一つにした茶壷。 |
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■ポイント |
●自分の好きな形を選ぶこと |
●茶壷に水かお湯を入れた時に
茶壷広口上部までお湯が入るか
蓋をして、注ぎ口からお湯が勢いよく出てくるか
その際、蓋からのお湯漏れはないか
お湯を注ぎ出している時、蓋の頭(珠)の通気口をふさぎ、出ていたお湯が止まるか
蓋をした時に、ガタがないか(歪んでいないか)
茶壷を持った時、自分の手や指に合うか。自分の手とのバランスは良いか
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■各部名称 |
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茶壷の価値は、それを慈しむ人の手入れによって、更に高められる。 長い時間をかけて、大切に使い育てることが大事。 |
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